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ホーチミンの名物男と呼ばれた筆者が、世界をいじる

ハレー彗星が間もなく折り返し点を通過

2023年12月9日にハレー彗星が折り返し点を通過し、地球(正確には太陽方面)にまた向かってきます。

折り返し点が実に遠くて、太陽と地球の距離の35倍。太陽と地球の距離を光で移動してもおよそ8分20秒(500秒)かかります。その35倍ということは・・・・

要は光でも5時間弱かかる場所がハレー彗星の折り返し点なのです。

そこは海王星の軌道よりも遠く、今は惑星扱いされなくなった冥王星の軌道付近が折り返し点ということです。

いやぁー長旅ですねー。

次に地球の近くに戻ってくるのは2061年7月頃。その頃には肉眼で見られるだろう、ということです。

あと38年後のハレー彗星観望に向けて、皆さん健康に気をつけましょう。

ちなみに筆者はその時まで生きていないと思います(生きていたら100歳)。

彗星(イメージ)

ハレー彗星は紀元前の昔から人類に目撃されていますが、この彗星がおよそ76年周期で地球近辺に戻ってくる法則性を見つけたのはイギリス人のエドモンド・ハレー氏です。

彼は天文学者であり、グリニッジ天文台の2代目台長です。

ハレー氏の最も著名な功績は何といっても彗星ですが、実は世界で初めて生命保険の換算表を作った人でもあるのです。生命保険の換算表とは、x歳の人ならば保険金はy円です、という年齢と保険金の早見表のことです。

夜空の星の動きや法則性と、人の一生の生存率や死亡率の法則性に共通点があるということでしょうか。そう考えると我々も宇宙の一部なのだという感じになりますね。

 

今の夜空は、日没後の東に木星がギラギラ輝いています。倍率7-8倍以上、口径30㎜以上の双眼鏡を向けると、木星の4つの衛星、通称ガリレオ衛星を見つけることができます。木星に近い方から、イオ、エウロパ、ガニメデ、カリストです。ガニメデとカリストは地球の月より大きい衛星です。

イオ、エウロパ(ヨーロッパのこと)、ガニメデ、カリスト、は古代ギリシャ神話の神ゼウスの愛人たちの名前だそうです。神なのに愛人が4人もいたとは・・・・・

 

ほいじゃー