海外で、世界で、ビジネスで、いろいろ経験してみます

ホーチミンの名物男と呼ばれた筆者が、世界をいじる

外国の行事、どれだけ知っていますか?

能登半島地震の被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げます。少額ですが募金しました*

 

2024年睦月も半分以上が過ぎました。15日の小正月も終わり、正月飾りはもはや見られません。

ところが世界にはこれから新年を迎える人たちが大勢います。試しに次の日が何かわかりますか?

2024年2月10日

 

これは春節、中国の旧暦正月です。英語では Chinese New Year とか、Lunar New Year とか言います。これを祝う人は中国のみならず、朝鮮半島、台湾、香港、さらにはシンガポール、タイ、マレーシア、ベトナムインドネシア等の東南アジア、欧米の華僑社会、そして日本の横浜・神戸・長崎といった中華街・南京町に大勢います。

中国国内には春節に帰省する人たちが延べ10億人から20億人とかいるそうです。帰省せず外国旅行に出かける人たちも多くいます。その一部が日本にも来て、インバウンド客とか呼ばれるわけです。

日本の年末年始に仕事の用事で来日する外国人はほぼ皆無です。商用の電話を掛けたり、メールで返事を催促する人もほとんどいません。それと同じように春節の前後に仕事の用件を持ち出しても相手にされません。ここはあっさりと引き下がり、春節前後3週間くらいは遠慮しましょう。

正月は挨拶が付きものです。現地に行かぬまでも、是非新年のカードを知り合いに送りましょう。11-12月にSeason’s Greeting Card を欧米に送るのと同じ感覚です。

筆者は1990年代にベトナムホーチミン市旧正月を4回過ごしました。豚の煮込み肉が詰まったちまき、そして甘ラッキョウ、が正月のおせち?でした。これはベトナムの正月にだけ食べられる漬物だ、食え食え!とラッキョウをしきりに勧められたことを思い出します。

日本の獅子舞いの先祖?とも言えるライオンダンスが春節の名物です。

神戸南京町の2024春節祭 https://www.nankinmachi.or.jp/event/shunsetsu 

 

2024年2月8日

これは何の日でしょう?

ムハンマド昇天祭 という記念日があるそうです。預言者ムハンマドが亡くなった日ではなく、夜に空中浮遊してエルサレムまで礼拝に出かけた日、だそうです。こちらは太陰暦で決まるので毎年11日ずつ前倒しになります(イスラム教の1年は354日です)。

 

2024年3月8日

国際女性の日、日本の感覚では3月14日のような日です。国連で、女性への差別撤廃を決議した日だそうで、日本の3月14日のようなふわふわした感じはなさそうですね。またまたベトナムの話で恐縮ですが、この日は普段お世話になっている女性に様々な贈り物を貢ぐ日でして、ベトナム人男子スタッフと共に女子への贈り物に頭を使いました。お金も使いました。

この日は太陽暦で決まっているので固定です。

 

2024年3月31日

イースター、復活祭です。磔にされたキリストが復活した日とされています。春分後の最初の満月の次の日曜日、がイースターと定められています。キリスト教徒にとっては最も重要な日とされ、春の訪れを祝います。ゆで卵にカラフルな絵柄を描いたイースターエッグをあちこちに隠し、それを見つけて楽しむこともイースターのイベントです。

イースター前に知人宛のカードを送ると喜ばれそうですね。

イースターエッグ https://cherish-media.jp/posts/5644 

 

2024年4月9日頃

1か月続いた断食月ラマダンが明ける記念日です。ラマダン中は太陽の出ている間は飲食、たばこはご法度です。イスラム教に詳しい人によると、ラマダン中は嫉妬や怒りなどの感情を抱くこと、性行為なども控えるそうです。

太陽が出ていない時間に飲食するので、ラマダン中に肥える人も少なからずいるとも聞きました。

ラマダン中の断食は神聖な宗教行為ゆえ、断食に関してくれぐれも冗談を言ったりしてはいけません。

尚、旅行中の人、妊婦、体調がすぐれない人、は無理に断食をしなくてもいいようです。体調万全で旅行中の人は、旅行後に帳尻合わせの断食をするようにも聞いています。

ラマダン明けには、富める者が貧しい者に施しを与えて徳を積む、ことが求められるそうです。徳を積むこと イコール 買掛金を支払う、ではありませんが、筆者は某企業さんの売掛金回収でラマダン明けのタイミングにフォローすることを提言し、見事成功したことがあります(必ずしも成功するとは限りません)。

https://www.urarekishi.com/2020/05/eid-al-fitr.html 

 

4月13日、14日、~21日

13日はタイ正月(ソンクラン)、14日はバングラデシュ正月(ベンガル暦)、13-21日頃はミャンマー正月(ビルマ暦)が続きます。4月中旬のこの界隈は一年で最も暑い時期なので、水を掛ける祭りがあります。筆者はタイのバンコクで水鉄砲を片手に戯れていたら、いきなり背後からバケツの水を浴びたことがあります。

https://www.thailandtravel.or.jp/bangkok-songkran-splendours-festival/ 

 

 

毎月世界のどこかで文化的、あるいは宗教的な行事が行われています。外国の友達、知人がいる方はこうした機会にメッセージを送って親交を深めてみませんか?

できればデジタルなメッセージでなく、アナログなカード、特にこてこてのジャパニーズなカードを送れば、喜ばれることでしょう。そういえば、12月にパスポートを更新したのですが、ページの絵柄が全て葛飾北斎の浮世絵でびっくりしました。

 

ほいじゃー