助けて!は、help? assist? rescue?
現実に起こっては困りますが、足の立たない深さのプールで足がつったとします。
その時にあなたは何と言って助けを求めますか?
「助けて!」
ですよね?
「救助して!」
「救命して!」
「力を貸して!」
「手を貸して!」
と言う人はおそらく皆無だと思います。
英語も似たようなところがあり、プールで足がつったら
Help!
と言って助けを求めるはずです。
Save!
Rescue!
Assist!
という人はいないことでしょう。
日本語の「助けて」は日本古来のことば。やまとことば。
それに対して、救命や救助は中国から入ってきた漢字、いわば外来語です(千年以上昔の話ですが)。
英語もそれに似たところがあり、Helpは英語のやまとことばです。
Save(救助する)は(フランス語経由で)ラテン語に由来し、
Rescue(救命する)も(フランス語経由で)ラテン語に由来し、
Assistもラテン語に由来します。
我々は普段使いのことばは「やまとことば」を使いますが、仕事の言葉や書き物にする時は漢字ことばを使います。
英語でもかしこまった時や書き物の時は、フランス語やラテン語、あるいはギリシャ語を使います。ギリシャ語は学術用語や医療関係のことばに多いようです。水ということばは、Water(やまとことば)です。水を意味する他の単語、Aquaはラテン語、Hydroはギリシャ語に由来します。
よそ行きことばが外来語であるという点で、日本語と英語は似ていますね。
ほいじゃー